認知機能セルフチェッカー VRと視線追跡による科学的根拠に基づいた認知機能チェックサービス 認知機能セルフチェッカー VRと視線追跡による科学的根拠に基づいた認知機能チェックサービス

導入検討・デモ希望の医療機関様

Service

認知機能
セルフチェッカーとは

VRと視線追跡による科学的根拠に基づいた
認知機能チェックサービスです。

FOVE

『認知機能セルフチェッカー』は、あなたの目の動きを調べるだけで客観的に認知機能を評価することができる測定方法です。

認知症専門医の監修によって開発されたVR映像のテスト内容を5分程度眺めるだけで、簡単に認知機能の状態を測定することができます。
本セルフチェックでは、筆記による回答や人との応答などは一切必要ありません。
認知症予防に向けたきっかけ作りとしてぜひご利用ください。

本機器は、認知症の診断を行うもの
ではなく、また医療機器ではありません。
診断・治療については医師による
複合的な判断が必要です。

※「認知機能セルフチェッカー」は、株式会社FOVEが提供する製品・サービスです。

About MCI

ご存じでしたか?65歳以上の高齢者の
4人に1人が認知症
あるいはその予備群です

厚生労働省が2015年に発表した調査データによると、65歳以上の高齢者で認知症を発症している人は2012年時点で約462万人いたことが明らかになりました。加えて認知症の前段階と言われる軽度認知障害(MCI)の高齢者もおよそ400万人程度いると推計されており、これは65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症あるいはその予備群となる計算です。
現時点では認知症発症後の根本的な改善方法は確立されておらず、ご本人だけでなくご家族も含めて多くの方が苦しんでいらっしゃいます。出典:厚生労働省 「認知症施策の現状について」

認知症は多くの場合、

治療が難しいのが現状です。
だからこそ、
軽度認知障害(MCI)段階での早期発見が
重要なのです。

MCI(軽度認知障害)とは

認知症の前段階が「軽度認知障害(MCI)」

認知症の代表的なアルツハイマー型を例にとると、その症状の進行は非常に遅く、およそ10年~20年程経過しないと本格的な症状は出ないと言われています。
一方で、日頃の生活に支障はないものの、脳の病変が進行し始めて記憶力や注意力の低下などが出てくる状態に対して、認知症の前段階との意味合いから「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれています。
この段階では、たとえ本人に「物忘れ」等の自覚があったとしても、日常生活への影響はほぼ無いことから「認知障害」であるという自覚を持ちづらいのが現状です。

軽度認知障害(MCI)段階での
早期発見が重要

出典:朝田隆:認知神経科学, Vol.11,  No.3・4,「軽度認知障害(MCI)」 , 252-257, 2009

「軽度認知障害(MCI)の状態から認知症の症状へ進行する割合は1年で約10%とされています。一度認知症を発症すると、症状の進行を遅らせるための治療が基本となります。一方、MCIの状態から健常レベルへの回復率は14~44%といわれています。本人でさえ自覚するのが難しいMCI段階でいかに早く気づくことができるかが重要です。その為には、毎年行う健康診断と同じように、健康な時から定期的に自分自身の認知機能を把握しておくことが大切です。

出典:Manly JJ, Tang MX, Schupf N, Stern Y, Vonsattel JP, Mayeux R. Frequency and course of mild cognitive impairment in a multiethnic community. Ann Neurol. 2008 Apr;63(4):494-506. doi: 10.1002/ana.21326.
Bruscoli M, Lovestone S. Is MCI really just early dementia? A systematic review of conversion studies. Int Psychogeriatr. 2004 Jun;16(2):129-40. doi: 10.1017/s1041610204000092. PMID: 15318760.

そこでおすすめしたいのが、
科学的根拠に基づいた

認知機能チェックサービス

認知機能
セルフチェッカー

「将来、認知機能の低下によって
苦しむ方々の数を
少しでも減らしたい」
そうした思いから生まれたサービスです。

本機器は、認知症の診断を行うもの
ではなく、また医療機器ではありません。
診断・治療については医師による
複合的な判断が必要です。

Method

測定方法・テスト内容

VR内で流れる映像を見ながら認知機能課題に答えていきます。
課題数は計15問程度、約5分で測定が
終了します。

15問 約5分

VR本体に顔を近づけて、VR内で流れる映像を見ながら認知機能課題に回答していきます。課題数は15問程度で、所要時間はおよそ5分間。課題への回答方法は、複数の選択肢の中から正解だと思う選択肢を「じっと見つめるだけ」という簡単なもので、口頭や筆記で答える必要がなく、短時間で負担が少なく測定できるのが特徴です。

課題イメージ動画

  • 認知課題
    カテゴリー解説

    • 判断力

      課題例「仲間はずれ・仲間探し」

      複数の絵柄の中から同じ絵柄を選んだり、違うジャンルの絵柄を選びます。

      判断力が低下すると…

      スーパーで何度も同じものを買ってくる、服のコーディネートがうまくできなくなる、運転でのミスが増えるといったことは判断力が低下している状態です。判断力が著しく低下すると、物事の善悪が分からなくなり、信号を無視したり、お金を払わずに店を出てしまうといったことも起きてしまいます。

    • 空間認知力

      課題例「ブロック数え」

      立体的に積まれたブロックの絵柄を見てブロックの総数を答えます。

      空間認知力が低下すると…

      日頃、私たちは目で見た情報を脳の中で分析して方向、距離、位置などを把握しますが、こうしたことができなくなる状態になります。例えば、よく知った家の近所で道に迷う、簡単な道具の扱いが難しくなる、時計の針が読めなくなる、家の中でトイレの場所が分からなくなる等は空間認知力の低下による可能性があります。

    • 記憶力

      課題例「絵柄記憶」

      一つの絵柄を記憶して、しばらくしてから複数の選択肢から同じ絵柄を選びます。

      記憶力が低下すると…

      健常な人でも年齢を重ねるほどに物忘れが多くなりますが、何か小さなきっかけがあれば思い出すことができます。しかし、記憶力が低下すると、数分前に見聞きしたことや自分がした行動さえ思い出せなくなります。 症状が進行するにつれ、以前は覚えていたはずの記憶も欠損していきます。

    • 計算・言語力

      課題例「四則演算・物品呼称」

      簡単な足し算引き算をしたり、ものの名前を答えます。

      計算・言語力が低下すると…

      買い物の際に大きなお札ばかりを使って小銭がどんどん増えてしまう、時間配分を考えるのが難しくなるといった状況は計算力が低下している状態です。言語力が低下してくると、相手の話がうまく理解できない、言いたいことがうまく伝えられないといった現象が起きてきます。

  • 測定結果の通知内容

    測定結果は『リスク判定』としてA(健常レベル)〜Cランク(認知機能低下リスクあり)の3段階でお伝えします。また、測定結果の詳細として、認知課題カテゴリー別の点数や、各課題を回答している際の利用者の視線の動きなどもお伝えします。通知方法は、Eメール送付による測定結果確認ページと紙印刷による送付の2つの方法があります。

    • 〈 測定結果のリスク判定 〉

    • 〈 測定結果確認ページ 〉

    本機器は、認知症の診断を行うもの
    ではなく、また医療機器ではありません。
    診断・治療については医師による
    複合的な判断が必要です。

Clinical Research

筑波大学との共同開発及び
臨床研究を実施

国立大学法人筑波大学と共同研究契約を締結し、本測定法の共同開発及びその有用性を検証する臨床研究を行いました。臨床研究では健常者・軽度認知障害(MCI)患者・認知症患者の計77名を対象とし、医療機関等で多く利用される「MMSE」と「MoCA-J」と呼ばれる2つの既存検査法による結果と、本測定法による結果を比較して「高い相関性が得られた」との報告を行いました。※第36回 日本老年精神医学会(2021)、第40回 日本認知症学会(2021)

筑波大学大学院  人間総合科学学術院教授
精神科医  医学博士

水上 勝義 

認知症の予防、早期診断、治療、リハビリテーションなど認知症に関する数多くの研究と実践に精力的に取り組んできた。日本認知症学会、日本介護予防・健康づくり学会、日本老年薬学会、日本高齢者ケアリング学研究会、日本認知症予防学会など認知症に関わる多くの学会で役員を務め指導的な立場を担っている。

※筑波大学および株式会社FOVEにて臨床研究を実施しています。

To Medical institution

医療機関の方へ

「健常〜MCI段階」における認知機能低下のリスク判定に特化した
『認知機能セルフチェッカー』導入を検討してみませんか?

〈 従来の認知機能スクリーニング検査の課題 〉 〈 従来の認知機能スクリーニング検査の課題 〉

『認知機能セルフ
チェッカー』の

導入メリット

  • 測定中は付き添い不要!
    スピーディーな測定で
    医療機関の手間を最小限に。

    測定プロセスを自動化することで、利用者への対応時間を大幅に削減しました。測定業務の前後に必要となる「予約」と「結果通知」も専用ウェブシステムから簡単に管理できるので、医療機関での作業負担を最小限としています。

  • 利用者の予約情報や
    測定結果データは
    専用システムで一元管理。

    利用者の予約管理や測定後の結果データは専用のウェブシステムで一元管理します。医療機関では、利用者の測定結果を経時的に比較するなどして早期から予防に向けた介入に取り組むことができます。

  • 機器の購入費用なし!
    (初期設置費用のみ)
    利用回数に応じた
    従量課金で導入しやすい。

    サービス利用で必要となる機器類は全て無償レンタルでご提供します。実際の利用回数に応じて費用をお支払いいただく従量課金制のため、医療機関にとっての導入コストや負担は最小限で、導入しやすい料金体系となっています。

  • Q機器のデモ体験は可能ですか?

    A

    デモ体験会を実施いたしますので、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
    お問い合わせフォーム

  • Q認知症の診断ができますか?

    A

    本機器は、認知症の診断を行うものではなく、また医療機器ではありません。定期的かつ継続的に認知機能の状態をご確認いただくことを目的としております。

  • Q導入費用は発生しますか?

    A

    施設への導入費用についてはフォームよりお問い合わせください。
    お問い合わせフォーム

詳しくはお問い合わせください

Introduction

導入施設

公益財団法人
大原記念倉敷中央医療機構
倉敷中央病院付属
予防医療プラザ
さま

所長菊辻 徹 先生

65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症あるいはその予備群となると言われていて、認知症対策も重要になってきています。
認知機能セルフチェッカーは、最新VRによる映像刺激と目の動きを解析することで、短時間(約5分)で認知機能をはかることができるのがいいですね。

FAQ

よくあるご質問

  • Q1.認知機能セルフチェックはどこで受けることができますか?

    A1.株式会社FOVEのWebサイトよりご確認ください。
    https://cog-selfcheck.jp/

  • Q2.認知機能セルフチェックを受ける際に準備は必要ですか?

    A2.本サービスはVR機器を覗き込むだけでご利用いただけますので、特に準備の必要はございません。

  • Q3.目が悪くても使用できますか?

    A3.視力の状態、目の症状、目の病気における種別等により異なりますが、正確な測定結果が出ない可能性があります。
    VR内の文字・対象物がぼやけてしまい判別出来ない場合は恐れ入りますがご利用はお控えいただけますようお願い致します。

  • Q4.メガネを掛けたままでも使用できますか?

    A4.メガネを掛けたままでもご利用いただけます。
    メガネのサイズが大きく、掛けたまま覗き込めない場合は恐れ入りますが裸眼でのテストをお願いします。
    メガネを掛けた状態でも、VR内の映像がぼやけてしまい文字や対象物の判別出来ない場合はご利用をお控えください。

  • Q5.テスト結果は確認できますか?

    A5.専用のウェブサービスにご登録いただくことで、過去の結果も含め閲覧いただくことが可能となります。同サイトへの登録がない場合、過去のテスト結果を確認することは出来ませんのでご注意ください。

  • Q6.どのくらいの頻度で認知機能セルフチェックを行うべきですか?

    A6.認知機能の状態は、通常数ヶ月で変化するといわれています。年齢・健康状態等により個人差はありますが、3ヶ月〜半年に一度のペースでご利用いただくことをお奨めしております。

  • Q7.認知機能セルフチェックを受ける際の料金は発生しますか?

    A7.利用料金は本サービス導入施設へ直接お問合せください。

詳しくはお問い合わせください