溶解性向上技術

ARTICRE®技術

アーティクル

原薬の原子が規則正しく並んでいる状態を、不規則に並んだ状態あるいは分散させることで、お薬の溶解性を向上させる技術

技術のヒミツ

安定性や溶解性が良くない原薬を、担体となるポリマーなどの水溶性高分子中に分散させます。分散した原薬は担体にからめとられることで安定性が改善します。また、原薬の結晶の状態が変化、あるいは分散したため溶けやすくなり、溶解性も向上します。

技術のきっかけ

原薬は種類によってさまざまな結晶形をもち、中には製剤化するには不安定なものやとけにくいものもあります。そうした原薬をお薬にする際の課題を解決するために、固体分散体やpHチェンジャーなどを用いて溶解性を向上させる技術を開発しました。

固体分散体の作成は原薬の物性に基づいて
適切な方法を選択します。

溶媒法

原薬と担体(水溶性高分子)を溶媒の中で溶解させた後、乾燥させることで固体分散体を作成します。

ホットメルトエクストルージョン

原薬と担体を加熱してとかし、混合した後冷却することで固体分散体を作成します。

ARTICRE®技術の特徴

原薬の原子を不規則に並んだ状態あるいは分散させる
安定性の改善
溶解性の向上(溶けにくい原薬を溶けやすくする)
製剤化における課題を解決

ARTICRE®に関連する技術は?

ARTICRE®に
関連する技術は?

RACTAB®技術

「とけやすさ」と「硬さ」という相反する性質を高いレベルで両立することを目指した、水なしでも飲めるOD錠(口腔内崩壊錠)をつくる技術
詳しく見る

FINEST-Pow®

FINEST-Gran®

FINEST-Core®

服用時の苦味抑制や徐放性など、さまざまな機能を機能性粒子に持たせるためのコーティング技術
詳しく見る