その場で動こう

知っておいてほしい事

ここでは、医師等の専門家が実施する医療的音楽療法のポイントを紹介します。感覚統合、音楽、そして神経学的所見の組み合わせであり、医師が監修している点で、一般に行われているリトミックや音遊びとは異なるものです。

みんなで
挑戦することが基本

親子で挑戦することも大切ですが、集団で音楽療法を受けることにより、「待つこと」「譲ること」が学べます。 声を出して話しかけたり、リズムについていくために、動きに合わせての声かけもします。

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実施ポイント

Point1
その場足踏み(Stepping)

その場で足踏みをします。
腕を振って、膝をあげて足踏みできたかな?

Point2
片足立ち
(Standing on one foot)

目を開けたままできたら、今度は目を閉じてできたかな?

Point3
手の回内・回外
(Diadochokinesis)

ドアノブを開けたり閉めたりする動きです。
肘がわきから離れずにできたかな?
反対の手は一緒に動かずできたかな?

Point4
鼻指鼻試験
(Nose-Finger-Nose test)

自分の鼻先と、相手の鼻先を触ります。
優しく触れることができたかな?

チェックポイント

♪どんぐりころころ

  1. ①腕が脇についていたか
  2. ②動かさない方の手は止まっていたか
  3. ③リズムに合わせて回したり、止めたりできたか
  4. ④正面を向いていたか

♪大きな栗の木の下で

  1. ①人差し指で鼻の先に触れられたか
  2. ②指がふるえずにできたか

♪フラミンゴがさんぽ

  1. ①両腕が交互に振れていたか
  2. ②正面を向いていられたか(目がキョロキョロしていないか)
  3. ③膝が体の前に出ていたか(蹴り足になっていないか)
  4. ④片足でふらふらせず立っていられたか