2024.06.05
ベンダムスチン単独療法Basic編
(PDF版ではレイアウトが異なりますが、同じ内容です。)
- 適応
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- 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫
- 再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫
- 投与の詳細
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- 1コース21日間

本レジメンについて
- 再発・難治性のマントル細胞リンパ腫(MCL)および低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)に対して選択肢となる治療法の1つである。
- 再発・難治性のMCLおよび低悪性度B-NHL患者を対象にBR療法を施行した国内第Ⅱ相試験1)において、主要評価項目である奏効率は91%(MCL患者100%、B-NHL患者90%)、副次評価項目である完全寛解率は67%(MCL患者73%、B-NHL患者66%)、1年無増悪生存率は74%(MCL患者90%、B-NHL患者70%)と報告されている。
- Ohmachi K, et al.: Cancer Sci. 2010; 101(9): 2059-64.
副作用の特徴
- 中等度催吐性リスクに分類されるため、適切な制吐療法を実施する。
- ベンダムスチンの骨髄抑制(好中球減少、リンパ球減少)の発現頻度が高く、カンジダ、サイトメガロウイルス、ニューモシスティス、ヘルペスなど日和見感染のリスクが高くなることに注意する。
- 発疹がみられ、痒みを伴うことがある。QOL低下の要因となるため、我慢させずに適切な対応を行う。
- B型肝炎ウイルス再活性化の予防のため、治療開始前にB型肝炎ウイルス感染のスクリーニングおよび適切な予防措置を行う。
- 腫瘍崩壊症候群の予防のため、治療開始前にリスク評価と適切な予防措置を行う。

