プレスリリース

2024年01月05日

年頭所感

2024年01月05日

 

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 まずは、元日に発生しました令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

 

 昨今のジェネリック医薬品業界の品質や安定供給の問題で、関係者の皆様にご心配をおかけしております。「ジェネリック80%時代」となった今、品質面での安全性や社会インフラとしての安定供給体制の構築は社会的責任だと考えております。
 当社では自社でできる範囲での増産を進めており、2020年度115億錠体制、2021年度120億錠体制、2022年度140億錠体制(10月から本格稼働になり実質130億錠の生産能力)、2023年度140億錠の生産能力となりました。さらに昨年山形工場に第三固形製剤棟が完成し、現在機械設備の設置をしていますが、完成すると175億錠体制ができ上がります。すべての機械設備が設置されて、IQ,OQ,PQ,PVが全ての品目で終了すると、実質175億錠生産できるようになる予定です。2024年度も生産体制の立ち上げ期間になります。生産数量を最大限に製造しながら立ち上げをすることになり、さらに負担が大きくなりますが、三工場間の協力体制で乗り越えていきます。

 

 また、ジェネリック医薬品業界の供給不安が続いていることに対して、もはや社会的問題として国、行政の関与が始まりました。今後業界全体として災害時などにも全国の医療現場に供給できるバックアップ体制も含めたサプライチェーン構築が必要だと感じております。長期的な安定供給体制構築に向けて「個社」「業界」「国・行政」の三位一体で取り組んでいく必要があると考えております。

 

 今年は東和薬品グループにおいて、組織強化、グループガバナンス強化、人材育成に重点を置き、それぞれの会社の役割を明確にし、ジェネリック医薬品を事業の中核に据えつつ、新たな事業領域である健康分野にも注力し、人々の健康に貢献できる企業を目指してまいります。

 

 本年も一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

代表取締役社⻑ 吉⽥ 逸郎

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