プレスリリース
持続放出性リバスチグミン経⽪吸収型製剤-週2回製剤-の製造販売承認申請のお知らせ
東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田逸郎、以下「東和薬品」)は、週2回貼付製剤である持続放出性リバスチグミン経皮吸収型製剤について、2024年4月26日に、アルツハイマー型認知症に係る製造販売承認申請を行いましたので、お知らせいたします。
本製剤は、Luye Pharma Switzerland AG(本社:スイス、General Manager:Bruno Delie)との間に2020年12月締結された独占的開発・販売契約に基づき、準備を進めてきたものです。このたび日本で実施されたアルツハイマー型認知症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験の中間解析結果で、主要評価項目を達成したことから、承認申請を行いました。
アルツハイマー型認知症においては服薬管理能力の低下が早期にみられる症状の1つと言われており、アドヒアランスをよくするための工夫として、口腔内崩壊錠や貼付剤の選択があげられています1)。現在の治療薬は1日1~2回の投薬が必要であり、週2回の貼付とすることで、患者様およびそのケアを担うご家族や介護者の精神的および身体的負担を軽減することが期待されます。
東和薬品はアルツハイマー型認知症に対する新たな治療選択肢を提供することにより、持続的な認知症ケアの実現および患者様やご家族、介護に携わる方々にとって、より良い生活の質を提供する一助として貢献できることを期待しています。
今後も引き続き、いつの時代も世の中や地域社会に必要とされる企業を目指して、患者様や介護者、そして医療関係者のニーズにお応えできる企業として取り組んでまいります。
1)日本老年医学会、日本医療研究開発機構研究費・高齢者の薬物治療の安全性に関する研究研究班編 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015
以上