プレスリリース
日本初の持続放出性リバスチグミン経⽪吸収型製剤-週2回製剤-「リバルエン®LAパッチ25.92mg/51.84mg」に関する製造販売承認取得のお知らせ
東和薬品株式会社(本社︓⼤阪府門真市、代表取締役社⻑︓吉⽥逸郎、以下「東和薬品」)は、日本初の持続放出性のアルツハイマー型認知症治療用貼付剤である「リバルエン®LAパッチ25.92mg/51.84mg」(一般名:リバスチグミン)について、「軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制」の効能・効果で、本日3月27日付で新医薬品として製造販売承認を取得したことをお知らせいたします。
本製剤は、スイスのLuye Pharma Switzerland AG社が開発したリバスチグミンを有効成分とする週2回貼付の持続放出性経皮吸収型製剤(パッチ剤)です。本承認は、東和薬品が独占的開発・販売契約に基づき、本製剤を導入し実施した軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症を対象とする国内第Ⅲ相試験の結果に基づくものです。国内第Ⅲ相試験では、1日1回貼付のリバスチグミン貼付剤を対照薬として二重盲検比較試験を実施し、本剤の非劣性が検証されました。
貼付剤は服薬状況が可視化されることで、服薬管理を行う介護者等の負担軽減が期待され、アドヒアランス向上の工夫の一つとして考えられています。また、アルツハイマー型認知症治療薬は1日1回~2回の投薬が必要であり、投薬頻度を週2回と低減することで、服薬管理における更なる負担軽減につながることと期待されています。
東和薬品は、持続的な認知症ケアの実現および患者さんやご家族、介護に携わる方々にとって、より良い生活の質を提供する⼀助として貢献できることを目指しています。「私達は人々の健康に貢献します 私達はこころの笑顔を大切にします」という企業理念のもと、今後も引き続き、いつの時代も世の中や地域社会に必要とされる企業を目指して、患者さんや介護者、そして医療関係者のニーズにお応えできる企業として取り組んでまいります。
以上
<参考資料>
製品概要
販売名 | リバルエン® LA パッチ 25.92 mgリバルエン® LA パッチ 51.84 mg |
一般名 | リバスチグミン |
効能又は効果 | 軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制 |
用法及び用量 | 通常、成人にはリバスチグミンとして1回25.92mgから開始し、原則として4週後に維持量である1回51.84mgに増量する。 本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付する。原則として開始時は4日間貼付し、1枚を3~4日ごとに1回(週2回)貼り替える。 |