プレスリリース

2019年06月21日

NEDO委託事業「機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発」の委託先として採択されました

 東和薬品株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:吉田逸郎)は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発」の委託先として採択されましたので、お知らせいたします。

<本事業の特長>
・大量の廃棄物やCO2の排出を伴うバッチ法※1から、省エネで廃棄物の排出が少ない触媒反応を鍵とした連結フロー法※2による製造プロセスに置き換えることで、環境に優しいグリーン・サスティナブル・ケミストリーを追求する。
・「必要なものを、必要なときに、必要な場所で、必要な量だけ」生産することが可能となる。

 東和薬品では付加価値製剤を原薬の段階から実現させるために、東京大学COIにて結晶形や粒度を自由にコントロールする「分子制御技術」の確立や、効率的な合成方法である「不斉合成技術」の確立に取り組むとともに、環境に優しい製造方法として、NEDOのエネルギー・環境新技術先導プログラムの中で「ファインケミカルズ製造のためのフロー精密合成の開発」にも取り組んでまいりました。
 今回、NEDOの委託事業である「機能性化学品の連続精密生産プロセス技術の開発」の委託先として当社が採択されたことを受け、環境に優しい原薬の生産方法実現に向け引き続き取り組んでまいります。

※1バッチ法:原料などを反応容器に投入し、反応が終了する度に生成物を取り出して精製する従来の合成手法。
※2連結フロー法:不均一系触媒を利用した反応モジュールと分離・精製モジュールを複数連結し、多段階反応を連続的な流れ作業で行う新しい合成手法。
(参照:NEDO プレスリリース https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101129.html)

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