プレスリリース

　東和薬品株式会社（本社：大阪府門真市、代表取締役社長：吉田逸郎）は、本日4月1日に、2024年度の入社式を実施いたしました。

 

新入社員へのメッセージ

　入社おめでとうございます。皆さんは新社会人として、また、東和薬品の新入社員として本日を迎えられました。皆さんを新たな仲間として迎えることができ、大変嬉しく思います。

 

　現在、ジェネリック医薬品業界は業界全体の信頼感の失墜と医薬品の不安定供給が続いており、これらを解決し、社会インフラとして安定供給体制を確立する必要があります。「後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」で有識者によって議論された内容に従って今年度から国、行政より「新たな産業構造のあり方」に向けた政策が出されてきます。東和薬品グループも今後、新たな産業構造が完成していく中で、新しいポジションを確立するべくあらゆる角度から積極的に挑戦していく予定です。今年は経営方針2024と第6期中期経営計画の中にこれらの内容を含めて発表する予定です。

　コアビジネスに関しては、社会インフラとしての安定供給体制の一助となる様に東和薬品個社としての出来る限りの増産体制を進めています。2023年11月に山形工場第三固形製剤棟、第二無菌製剤棟を完成させました。2026年度には35億錠増産体制が整い3工場合計で175億錠の生産能力が整います。現在の不安定供給状態を少しでも改善するべく出来る限り早い対応をする覚悟で臨んでいます。加えて、当社は安定供給体制の構築はもちろんのこと、医療関係者、患者様からみた有用性のある付加価値製剤と東和製品のさらなる品質向上（製品総合力No.1の製品づくり）のための組織として、基盤技術統括部、製剤技術統括部において、日々研究を重ねています。

　また新規事業として、健康な人々には健康維持を、未病の人々にはそれ以上悪化しない様に、出来れば改善出来る様に、ジェネリック医薬品事業以外のOTC医薬品、健康食品、機能性表示食品、健康関連機器等を含む健康関連事業を今後も広く展開していきます。

　新規市場の取り組みでは、Towa INTを起点に欧州、米国を中心にさらに拡大していきます。東和薬品からはASEAN地域を中心に販路を拡大していく予定です。また東和薬品とTowa INTとのシナジー効果を開発、生産、販売その他あらゆる部門で発揮していく予定です。

 

　皆さんの新たな意欲と若い発想が今後の事業展開、事業拡大を進めていく中で大いに発揮されることを期待しています。

 

　東和薬品グループは、優れた製品とサービスを創造することによって、人々の健康に貢献する全てのものを通じてこころの笑顔を支えることを目指しております。

　企業理念であるこころの笑顔の実現に向け、私達の誓いとしてT-SMILEを定めています。T-SMILEとは東和薬品グループ全社員の行動指針、判断基準の拠り所として定めたものです。出来るだけ早く内容を理解し、東和薬品グループの社員として行動するようにしてください。

　新入社員の皆さんは、配属された部署がそれぞれ違いますが、共通して心がけて頂きたいことがあります。自分が担当する業務に対して、最初は聞くことから始まるわけですが、業務のやり方を覚えるだけではなく、その目的、手順の意味を知り、最終の出来上がりの評価を出来る様にしてください。業務のやり方を覚え、早く正確にやり遂げることは大事なことですが、それだけをやり続けることは、作業をすることになります。自分の業務のやり方を覚えると同時にその目的、手順の意味を知り最終の出来上がりの評価が出来る様になってください。これが出来ると、作業ではなく仕事をしたことになります。

　これから新しい時代がさらに急速に進みます。時代に合わせて業務、仕事のあり方も変わってきます。時代に合わせた業務のやり方をするためには、業務の目的を理解し、業務の最終評価が出来る社員であれば、業務改善、変更を進めることが出来ます。

　また東和薬品グループの社員は、ただ与えられた指示をこなすだけの「作業」ではなく、何のために、この業務をするのかなど、自分自身でも考えて「仕事」をしてほしいと考えています。「仕事」ができるようになり、自分は何にやりがいを感じるのか、何を成し遂げたいのか、何を目標にするのかなど自問自答しながら東和薬品グループの社員としてのキャリアを積み重ね、10年20年後に東和薬品グループを牽引していくような社員を目指して日々の業務に当たってください。

 

　東和薬品グループの表す今年の漢字は「挑」です。東和薬品グループの社員として新しい時代を切り開いて新たなポジションを確立するための挑戦を共に進んで行きましょう。皆さんの活躍を心から楽しみにしています。

以上