プレスリリース

　東和薬品株式会社（本社：大阪府門真市、代表取締役社長：吉田逸郎）は、本日12月13日に官報告示された新製品6成分14品目について、薬価基準追補収載される12月14日より発売いたしますことを、お知らせいたします。
　新製品の売上（2019年3月期）は、約4.6億円を見込んでおります。
　なお、今回の発売により、当社の製品数は347成分779品目となります。

新製品の特長

ミルタザピン製剤初のOD錠

　ミルタザピンOD錠は、うつ病の患者さまに使用される医薬品です。高齢者への処方も多く、就寝前に服用する用法のため、水なしでも飲めるOD錠が服薬アドヒアランス向上に有用と考え、開発をおこないました。
　OD錠の開発にあたっては、製法の最適化を行い有効成分の口腔内での溶出を抑え、ペパーミント風味とすることで、有効成分の苦味を感じにくくしています。

お子さまの服用を考えた剤形追加・味の選定

　アトモキセチン錠は、6歳以上の小児から用いられるADHD（注意欠如/多動症）の医薬品です。服用しやすい剤形に関して、小児には錠剤が服用しやすい剤形であるとの調査結果もあり※、お子さまの服用のしやすさを考慮し、錠剤での開発をおこないました。
　また、アトモキセチン内用液は味覚官能試験により配合性のよかった甘味剤と香料を組み合わせたグレープ風味の製剤となっています。
※「内服薬の服用性と望まれる投与剤形に関する調査：患者を含めた職種間の比較」名取伸行他（山梨大学医学部附属病院薬剤部）：医療薬学34（3）289-296（2008）

トアラセット配合錠への配合成分・含量の印刷

　トアラセット配合錠は、片面に製剤名を、もう一方の面には配合している成分と含量を印刷しています。
本製剤に含まれるトラマドールおよびアセトアミノフェンはOTC医薬品含む他製剤にも使用されており、副作用の発現が高まる可能性があることから併用は避けることとされています。また、アセトアミノフェンは1日の総量が1500mgを超える高用量の場合は定期的に肝機能を確認するなど、慎重に投与することとされています。
成分・含量を製剤に印刷することで、薬剤師や患者さまへの注意喚起につながることを期待しています。

※画像はイメージです
※画像は原寸大ではございません

　今後も当社では、飲みやすく扱いやすい製品の開発に注力してまいります。