IR・投資家情報

統合報告書

統合報告書 2023

東和薬品の強み

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)より後に発売するお薬だからこそ、最新の製剤技術を活用することで、効き目や品質、安全性が新薬と同等でありながら、より良い製品とすることができます。当社では、品質や安全性はもちろんのこと、飲みやすく、扱いやすい安心できるお薬を提供するため、さまざまな取り組みを行っています。

原薬開発製品づくりに最良の原薬を
開発・選定しています

当社では「国の承認を得た原薬」の中から「当社独自の厳しい品質基準」を満たす原薬を使用しています。また、原薬研究を積極的に行い、蓄積されたノウハウをもとに、製品づくりに最良な原薬を選定しています。さらには、自社で原薬の製造方法を確立するとともに、グループの原薬製造会社である大地化成株式会社や協力体制を構築済の原薬メーカーに委託して製造する体制を構築しています。各メーカーに対しては、基準や法令に則った製造がなされているかを定期的に調査・確認し、安定的に原薬が調達できるように管理しています。

私達は従来の製法にとらわれることなく、品質、環境負荷、生産性などさまざまな課題をクリアすべく“革新的かつ効率的な原薬の製法確立”を目指し、安心して患者様に服薬いただける原薬の研究開発に取り組んでいます。

R&D本部 原薬事業統括部
プロセス研究第一部 第二課長

西口 茂信

製品開発技術と経験を活かして、
より飲みやすく、扱いやすい
製品を開発しています

当社では、さまざまな疾患領域をカバーするため770品目以上の医薬品をラインナップ。「ひとりでも多くの患者様に役立ちたい」という思いのもと、医療現場からの声や要望に応えて改良を加えることで、付加価値のあるジェネリック医薬品を提供しています。その中では、お子様や高齢者でも飲みやすいよう形や味を改良したり、病院や薬局で取り扱いやすいよう、視認性や、光・温度・湿気に対する安定性を向上したりといった工夫を施しています。

高品質・高付加価値で、患者さまや医療従事者の方々に安心して使用いただける医薬品の開発に日夜努力を重ねています。また、安定供給体制の確立を目指し、複数の製造サイトで生産できるように 再現性の高い製造方法の設計に努めています。

R&D本部 基盤技術統括部
副統括部長

岡本 康伸

品質管理確かな品質と安全性の
確保に、徹底的に
取り組んでいます

当社では、信頼される企業を目指して、製品の研究開発から製造、営業、製造販売後に至るまで、国が定めた厳重な品質管理基準を遵守しています。そして、全社を挙げて品質管理に取り組み、医療用医薬品に必要な品質保証体制を確立しています。特に、医薬品の製造では、GMPと呼ばれる、国が定めた「医薬品の製造管理および品質管理の基準」やその他関連する法令を遵守するだけでなく、独自の制度・教育訓練等により適切な品質と安全性の確保に、徹底的に取り組んでいます。

信頼される「東和の品質」を世界へ
国内はもとより、海外の方々に、信頼される医薬品をお届けするために、私達は日々挑戦し続けています。医薬品の品質システムの向上、製造管理、そして品質管理を徹底し、患者様の思いに寄り添いながら進んでまいります。

信頼性保証本部
品質保証部長

葛城 知子

安定供給いかなる時でも安定して
供給できるように3工場による
生産体制を
確立しています

当社では、3工場によるバックアップ体制によって、万一どこかの工場が操業停止した場合でも、他の工場で補完できる体制を構築しています。また、東日本、西日本それぞれに設けた物流拠点は、物流の効率化を図るとともに万一の際のバックアップ体制を整備しています。現在、3工場合わせて年間140億錠の生産が可能です。さらなる需要増に向けて、2023年11月、山形工場に第三固形製剤棟が完成しました。2024年度以降に順次出荷が始まり、175億錠の生産の実現に向けて進んでまいります。

※錠剤・カプセル剤の生産能力

生産本部では安定供給に対する責任を果たすべく、効率的な生産計画の作成や生産性向上にも積極的に取り組んでいます。また、工場間の連携や他本部との情報共有も大切にしています。

生産本部 生産企画部
生産企画課長

山本 哲也

情報提供医薬品を安心して使用して
いただくため、積極的な
情報発信を行っています

ジェネリック医薬品を安心してご使用いただくために、当社では、専門的な教育を受けたMR(医薬情報担当者)を中心として、自社製品に関する適正使用情報、学術情報等を医療関係者の皆さまへ迅速かつ適切に提供できる体制を整えています。また、患者様やその家族に向けて、医薬品を安心して使用いただくための情報発信を行っています。さらには、情報発信にとどまらず、医療機関の声を収集し、社内にフィードバックすることで、より良い製品づくりに活かしています。

会社の「思い」を持って他本部・他部署とも連携を図りながら、当社の魅力を周知することと売上の向上を目指して営業ツールの企画・作成を担当しています。営業本部全体の営業力強化に向けての取り組みであり、やりがいを感じています。

営業本部
メディカルコミュニケーション部
営業推進課長

渡辺 圭介

人材育成信頼される企業を目指して、
働きがいのある環境づくりと
人材育成に注力しています

当社は、総合ジェネリック医薬品メーカーとして、より信頼され、必要とされる存在を目指しています。信頼される会社の礎は人材であるという考えのもと、働きがいのある環境づくりを始め、人材の育成、組織の強化への取り組みを進めています。2023年度までの「第5期 中期経営計画」では、重点方針のひとつとして「働きがいのある環境づくりと人材育成」を掲げ、個人の成長やキャリアの充実により、社員一人ひとりにとって、働きがいのある会社であり続けることを目指している他、社員の成長を働きかける体制の強化を追求しています。

人事本部では年間2,000人以上の社員とキャリア面談を行い、社員一人ひとりの考えの把握や、希望するキャリアの実現支援に取り組んでいます。今後も、社員のキャリアの充実につながる施策を企画・実行していきます。

人事本部 キャリア開発部
管理人事課長

河島 正和

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